SubCストーリー。海底カメラ観測所で軸方向海面調査を継続
SubC’s cameras are focused on a 14-foot tall actively hydrothermal venting hot spring deposit called “Mushroom” on the Axial Seamount for observation
SubC’s camera systems provide insight into the evolution of the chimney and how these macro and microfaunal communities respond to changes in fluid flow, temperature, and chemistry associated with broadscale seismic and volcanic activity in the region
ワシントン大学は2014年から、SubC Imaging社の海底カメラ、LED、レーザーを使用して、オレゴン州沖250マイルに位置する活火山「アキシャルシーマウント」を観測しています。
軸方向海山の研究は、全米科学財団の資金提供を受けている海洋観測所イニシアティブ（OOI）の一部である。OOIは、海洋と海底の物理的、化学的、地質学的、生物学的変数を測定する科学主導のセンサーシステムのネットワーク化されたインフラストラクチャです。
“Mushroom” Hydrothermal Vent
SubCのカメラは、軸状海山の「マッシュルーム」と呼ばれる熱水噴出温泉鉱床に焦点を当てて観察しています。マッシュルームは、古い溶岩流の上にある金属硫化物の煙突で、チューブワーム、パームワーム、スケールワーム、リンペット、化学合成微生物などの群集が生息しています（図1）。通気口の温泉水は、260℃にも達することがあります。
図1 きのこ熱水噴出口の上面図きのこ熱水噴出孔の上面図。2016年5月5日に撮影された動画の約3:00分に撮影されたフレームグラブ。
Observing the Chimney’s Evolution
SubC のカメラシステムは、煙突の進化と、これらのマクロおよびミクロの微生物群集が、この地域の広範な地震や火山活動に関連した流体の流れ、温度、化学的変化にどのように反応するかについて、これまでにない洞察を提供します。SubCカメラからのビデオデータは、装置から光ファイバーケーブルを介して一次ノードに流れ、そこからオレゴン州パシフィックシティの海岸局に送られます。カメラからのフィードは継続的にデータをストリーミングしていますが、LEDライトは3時間ごとに14分間しか点灯しません。1日8回ストリーミングされる14分の生のビデオシーケンスは、Elemental Serverを介して処理され、OOIのメインウェブサイトで利用可能なライブビデオフィードに変換されます。
SubC Imaging 社の顧客の成功に向けた展望のおかげで、SubC とワシントン大学は長期的な関係を築き、目下の研究に最適な海底ソリューションを見極めるために協力し続けています。今年、ワシントン大学は、その技術力、実証済みの信頼性、コストを理由に、複数の4K Rayfinスマートカメラ、LED、レーザーをSubCに発注しました。
ワシントン大学のキノコ熱水噴出口の研究については、以下の参考文献をご覧ください。
参考文献
引用元。Friedrich Knuth、Leila Belabassi、Lori Garzio、Michael Smith、Michael Vardaro。(2016) OOI高精細映像データの自動QA/QCと時系列解析。DOI. 10.1109/OCEANS.2016.7761396
アキシャルシーマウントからのライブビデオ: http://oceanobservatories.org/streaming-underwater-video/